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変わり種マッサージ師紹介

日マ会 会長 時任 基清

はじめに

以前、あはき等法推進協議会(代表、杉田久雄全鍼師会会長「推進協」)で「国家試験には実技試験が無い為、有資格者の技術力が低下している。これを打開するには、全国で埋もれている優秀な技術者を講師に迎え、有資格者対象の技術講習会を開くべきだ。
埋もれた優秀技術者を掘り起こそう」となった。この話はその後、全く進展しなかった。筆者自身が苦しんだ、階段を手摺に縋ってようやく昇降する程の変形性膝関節症について、オイルマッサージを受け、殆ど完治に近い状況迄改善した経験があり、そのオイルマッサージの先生を紹介したい。

1 プロフィール

吉野耕先生(昭和2年生まれ)は官立東京盲学校(現、筑波大学附属視覚特別支援学校の中等部鍼按科)を昭和20年3月に卒業、あはきの資格を取得した。都内北区で開業し、平方龍男先生の研究会(現、信愛福祉協会、いわゆる平方式リンパ流開通術)に所属し、熱心に学んだ。
一方、視覚障害者の登山グループ「六ツ星山の会」に入り、結構ハードな山行に参加している。
高齢を理由に一旦、治療室を閉鎖したが、ご自分が苦しんでいた変形性膝関節症につき、自身、オイルマッサージを研究し、完治させたことから「この施術を視覚障害者の生活の為、残したい」と、再開業した。

2 交際の発生

筆者が都立文京盲学校理療科教員であった頃、生徒の治療院見学をお願いしたことから、知遇を得ていた。又、筆者が東京都盲人福祉協会「都盲協」職業担当副会長であったので、都盲協三療研修会講師をお願いした。
筆者が変形性膝関節症で苦しんでいると聞き「私が治して上げるから来なさい」と言われ(失礼なことに)駄目で元々と北区滝野川、都電あすか山最寄の治療室に押しかけた。

3 施術内容

先生はコールドクリームと流動パラフィンを半々に使い、相当強力な按撫法(強擦法)を患部(特に、起始腱、停止腱)に施し、血行、リンパ行(体液循環)改善に努める。この圧力の強さは猛烈で、患部は「いたたた」と声を上げる程である。

4 筆者の改善状況

最初は、施術直後及び、数日後についても、何と言うことも無かったが、週一回の施術4回程を終了した頃からメキメキ疼痛改善し、殆ど完治の状況になった。現在は、筆者の年齢もあって、月一回程、施術を受けている。

5 研究会発足

先生は「視覚障害施術者に伝えたい」として、会員を募り、「UNFマッサージ研究会」を立ち上げてその会員を指導しておられる。
この会の会報は月刊で、CD1枚にデージー録音された物が送られて来る。先生の声で吹き込まれ、更にNHK出版の「今日の健康」などからの医学情報をどなたかの声で吹き込まれている。最先端の医学知識も併せて学習できる仕掛けである。

終りに

全鍼師会の杉田会長が言われる通り、全国にはまだまだ優れた手技療法の技術者がおられると思う。
その方々の情報をドシドシ本ホームページにお寄せ頂き、全国の手技療法水準の底上げを図ろうではありませんか。

連絡先 電話03-3917-6005番

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