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Dr.タコの外来小咄(がいらいこばなし)(249号)

年末まさかの解散総選挙、これが発行される頃はどうなっていることやら。自然災害も含めて、昨今はいつどこで何が起こってもおかしくない雰囲気が日本中にあると感じます。それでも、世界から見れば素晴らしく安全平和な国、日本でこうして新年を元気に迎える奇跡に、感謝せずにはいられません。

お年寄りは自己節水

「寝てると口がカラカラに乾くんです、なぜですかね?」
「口呼吸なのかな?おしっこが近いとか」
「ないです」
「じゃあ水を飲んでも癒されない、変な渇きがあるということですね」
「はあ、でも水は飲まないですね」
「?夜中にのどが渇いて起きても水は飲まない」
「ええ」
「一応糖尿病とかの検査はしてみますけど、水分補給を心がけてね」
→「検査は異常ないですけど、どうですか」
「言われた通り、水を飲むようにしたら楽になりました」
「節水大いに結構ですが、ここは幸い砂漠じゃないのでからだには十分に水をあげてくださいね」
火を前にして「なぜ燃えてるんだ!」より、まず火を消しましょう 

血や肉になるもの

「最近ちょっと太ったんじゃないですか」
「そうなんですよ、筋トレを始めまして」
「だったらスリムになりそうなものですが」
「筋肉が少しでもつくかなと思って肉を多めに食べるようになって、あと、プロテインも飲むからかな」
「それはカロリーオーバーですね、第一、肉を食べたから即筋肉になるわけじゃないですよ」
「そうですか、軟骨がすり減ったお年寄りが、コラーゲンとかヒアルロン酸で元気になったって、しきりに宣伝してますけど」
「では聞きますが、肉牛は毎日何を食べていますか?」
「・・・牧草か穀物か、肉じゃないですね確かに」

あたたかい雪

「毎朝雪かきで大変だね、除雪費も足りなくなるんじゃないかって」
「フル稼働しても追い付かないみたいだし、でも景気が悪くて、まして仕事の少ない冬期と考えれば、うれしい悲鳴でもある」
「ある意味、中小の土建会社への補助金みたいなものだものね」
「めぐりめぐって、街の活性化になるかもしれないし」
「冬場の運動不足の解消にもなるんだよね」
実は害ばかりでなく、とても「あったかい」雪かも

リッター幾らになるか?

「またガソリンが値上がりしましたね」
「値上がりといえば、今回の検査で中性脂肪がすごく高いんです」
「どうしてでしょう」
「ジュース、缶コーヒーなんか飲みませんか」
「はい、好きなので多い日だと2-3本飲みます」
「ガソリン高いといいますけど、ミネラルウォーターやジュース、缶コーヒーには0.5リットル以下に120円くらい平気で払ってるんですよ」
「そういわれればそうですね」
「一年で計算したら10万円超えるかもしれませんよ」
お酒に使った金額を計算したら、もっと唖然としそうですが

それなりに安心してね

「しばらく検査してないから、今日は血液検査をしましょう」
「んだすか、でも大丈夫でしょうか」
「どうして?」
「わだす(私)前に血をとって具合悪くなったことあるんだすよ」
じゃあ気をつけましょう。
それに、一応、ここは病院ですから(私も医者だし)、具合悪くなるには一番安心な場所なハズ!?

転載:月刊東洋療法 249号
公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会

Dr.タコ
昭和40年生まれ、慶應義塾大学医学部卒。田んぼに囲まれたふるさとで診療する熱き内科医。
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