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Dr.タコの外来小咄 (261号)

一年前「世界から見れば素晴らしく安全平和な国、日本」と書きました。世界情勢は緊迫の度合いを増していますが、今こそ日本がリーダーシップをとって世界を平和に導いていく始まりになる予感がします。「和を持って貴しとなす」まずはオールジャパンで一丸となりましょう!

たそがれ症候群

秋の話です「どうされました?」
「かぜひいたわけじゃないのになんだかダルくて、やる気もでないしすぐ横になりたくなってしまうんですよ」
「いつからですか」
「そうね、ここ1週間くらいかしら」
「一応検査はしてみますけど、たぶんこの時期に多い、たそがれ症候群じゃないかな」
「たそがれショウコウグン?」
「お盆が過ぎて夏休みも終わり、子供孫たちがいなくなる。気持ちのハリがなくなって夏の疲れがどっと押し寄せる。秋風が吹いてなんだか寂しくなって、妙に今度は先行きの心配が心をよぎる・・・」
「いわれれば確かにそんなかんじもありますけど」
冗談で言ってたらホントにこの病名あるんですよね(内容はちょっと違いますが)

カミングアウト

「糖が上がってますけど、食べるものは変わっていませんか?」
「じつは先生、告白しなければならないことがあります」
「えっ!?」
「夏のあいだ、暑くて食欲が無いんで、仕方なくご飯に・・・」
「なんですか」
「スジコを載せて食べてしまいました」
「・・・筋子ですか。ていうか、あんまり食べられなかったんでしょう。それが影響するとは思えないけど」
意外と毎日お仏壇のお供えを頂いてたりするんですよね、でも言わない

ないものねだり

「血糖値が上がってますね、食事には注意してるんですよね?」
「いえ、実は最近多めに食べるようにしてるんです」
「えっ、あえて多くですか」
「はい、人に『おまえやせたんじゃないか、大丈夫か』って言われるもんで」
「そんなこと気にしちゃいけないですね、ひとそれぞれベスト体重、体型があるので、食欲に正直に従って食べ過ぎなければ一番いいところに落ち着くもんですよ」
「でも、もうちょっと太りたいなと思うもんでつい」
「人は責任とってくれないけどね。じゃあわかりました、多めに食べるんだったら、そのぶん筋トレ、ウォーキングしてマッチョに体重増やしてください、じゃないと脂肪だけ増えますからね」
「はあ」
痩せ気味の高齢の女性は太りたいという人が結構多い

もう自分で答えています

「ここんところ無理して仕事すると、脈が乱れるんだすよ、ふだんはなんともねえんだばって、なんでだべ、せんせい」
「もう自分で答えてるじゃないですか。無理するとって。ムリということは、カラダにはしんどい辛いことを強いて行う、ということです。その時は熱中してるから気が付かないけど、もう歳だから、夜や次の日になって具合が悪くなるんです、それで、なんでだべ、となる」
「んだすが」
「無理しないでね」という口癖以外アドバイスのしようがない


転載:月刊東洋療法 261号
公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会

Dr.タコ  昭和40年生まれ、慶應義塾大学医学部卒。田んぼに囲まれたふるさとで診療する熱き内科医。

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