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Dr.タコの外来小咄 (269号)

五輪では200を越える国と地域の人々が一堂に会しました。言葉は分からなくても「うれしい、楽しい、大好き!」は見れば分かる。あたりまえのようで、これは実はすごいことですね。赤は赤と見えて甘いは甘いと感じる。その上で技を競い合う。見ていてなんだかとても嬉しくなりました。 ビバ・ヒューマン!

メダルの色

「オリンピックで盛り上がってるね、君も見てるだろう」
「まあね」
「じゃあ一番人に威張れるメダルはなんだか知ってるかい」
「いばれる?そりゃあ金に決まってるじゃないか」
「それが違うんだ、銅メダルなんだよ」
「なんで?・・・まさか」
「そう、どう(銅)だ、すごいだろう(スギちゃん風)って言える」
それに「銅」という字は「金に同じ」と書いてあるじゃないか!

天下無敵

「キミ最近武道を習ってるって聞いたけど、ホントかい?」
「まあね」
「どんだけ強いの?」「まだまだ初級レベルだよ」
「へえ、見てみたいもんだね」
「でも、僕はいつも天下無敵だけどね」
「えっ、そんなに強いのか?!」
「いや世間に倒すべき敵などいないと思っているから‘敵がいない=無敵’なのさ」
「またそんな聖人君子みたいなこと言って」
「イタッ、なに急に殴るんだよ」
「これでもオレは敵じゃないのか!ガハハハ」
なんでせっかくのいい話のレベルを落とすんだよ

強引マイ・ウェイ Going my way

「せんせい、きょうはコレステロールの検査と心電図をお願いします。あと、いつもの薬全部と、イライラするので安定剤の注射もお願いします」
「はい、承知しました(いつものフルコースですね)」
若かりし当初は(?)症状がどうの、保険がどうの、格闘していましたが、最近はいたって平静にスルーするようになりました(いんだか悪いんだか)
重病でもなく(失礼)治療方針も自己完結型なのでかえって楽なのです

シンパイは成功のもと?

「1週間咳が止まらなくてタンは出るしノドはかれるし・・」
「今はやりの夏風邪ですかね、寝冷えしたんじゃないですか?」
「ええ、窓開けっぱなしで寝たら明け方結構涼しくて」
「まあ、熱もないし食欲もあるし、お薬で様子をみましょう」
するともどっていらしていわく
「あのう、マゴたちにうつるでしょうか?心配で」
「そりゃあウイルスをまき散らしてたらうつらないとはいえないでしょうね、マスク、手洗い、安静、濃厚に接触しない、できることをするだけです」
最悪の状況を想定して対策したら、あとは天に任せる。シンパイはいらない

転載:月刊東洋療法 269号
公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会

Dr.タコ  昭和40年生まれ、慶應義塾大学医学部卒。田んぼに囲まれたふるさとで診療する熱き内科医。

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