トップ > お知らせ一覧 > Dr.タコの外来小咄(がいらいこばなし)289号

Dr.タコの外来小咄 (289号)

このコラムに声をかけてくださった恩師が先日亡くなられました。死期を悟られて、仕事、家庭、はては葬儀の段取りまで自ら手配されていたことを知りました。笑顔とユーモアを忘れず、透徹されたそのお姿が目に焼き付いています。これからもこのこばなしをずっと見守っていて下さい。

 

タコ内科症候群!?

「家ではかると低いんですけど、ここに来るとあがってしまうんですよ」
「緊張してしまうんでしょう、いわゆる白衣高血圧というやつでしょうね」
「でもヘンなんですよ」「ン?」
「こないだ別の病院にかかって、待っているときにはかってみたら正常だったんですよ」
「そうですか・・・うちの医院はヘンな魔力があるのかなあ(苦笑)」
タコナイカ症候群と命名しました(撃沈)

迷惑な友人

「検査の結果も聞きに来なくちゃ、薬ももらわなくちゃ、って思ってはいたんですのよ」
「ええ」
「でも、お友達が来たものだからなかなか出るに出られなくて」
「そうですか、でももう一週間ですよ。出ちゃだめって、友だちが通せんぼしたわけじゃないでしょう?」
「そりゃあ、そうですけど」
別の方「法事が続いたモンで来れねがったス」
「でももう一ヶ月ですよ、毎日法事があったわけでもないでしょうにねえ」
これも応用問題ですね

グルメなカラダ

夢で見た診察室での会話・・
「わたしはなに食べても美味しいんですよ、だからどんどん太っちゃって」
「そうですか、さぞあなたのカラダも美味しくなってるでしょうね」「?」
「肝臓はフォアグラ状態、腸のまわりには良い脂がいっぱい付いていてお肉はみんな霜降りでしょうからね」
「まあ!」
地球上で最も「いいえさ」を食べているから、日本人のカラダが一番グルメかも、と火星人の友人が話してくれました

医師の一分(いちぶん)

製薬会社との面会日、営業マン入って来るなり
「せんせー、インフルエンザさっぱりですね、今年は」
何せあまのじゃくなこの私
「いいじゃない、流行らなくて。『病気が流行った方が商売繁盛だ』そう思うようになったら、こういう仕事は辞めたほうがいんじゃないのかな?」
「・・そうですよね、健康第一ですよね(汗;)」
経営者としての顔もあるけど、たとえ「高楊枝」でもその一分は守りたい

転載:月刊東洋療法 289号
公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会

Dr.タコ  昭和40年生まれ、慶應義塾大学医学部卒。田んぼに囲まれたふるさとで診療する熱き内科医。

PAGETOP