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Dr.タコの外来小咄 (292号)

各地で災害が続き、被災された皆様へのお見舞いを申し上げます。家の中が泥水であふれて家財道具一式使えなくなり、大事なものが流されてしまうというのは、想像を絶するしんどさと思います。我が町でも大水がありましたが、人ごとと思わず想定して備える、それが皆様に報いることなのだと思います。

 

かぜならいいのかなあ

「昨日から熱が出て、インフルエンザだったら大変だからきました」
「熱は下がってますね、症状もあまりないようで」
「はい汗かいたので、でもインフルだったら会社のみんなにうつしたら大変だと思って」
「じゃあ、検査しないといけないですね・・・インフルエンザは陰性でしたよ」
「そうですか、よかった~」
「でもですね、普通のカゼだってうつるわけですから、きちんとうがい、手洗い、マスクをして、可能な限り仕事は休んでくださいよ」
「カゼなのに頑張ってるな~」より今は「カゼなら近寄らないで」ですね

エコなカイロ

「もう、からだじゅうがかゆくて、たまらんのですわ」
「あ~皮膚がカサカサですね、かゆいでしょうな」
「なんとかしてけれす」
「寝るときに電気毛布使ってませんか?」
「使ってるすよ、ひえるがらな」
「あれは、いってみれば電子レンジに入ってるようなモンですからね、肌はパリパリになって、静電気も起きるしかゆくなるんですよ」
「んだばって寒いしな」
「寝入りばなだけにして、夜中つけないとか、いまはまた湯たんぽが見直されてますからね、あれもいいですよ、エコだし」
寒くて眠れないのと、かゆくて眠れないのと、どっちもどっち!?

外付けハード(ディスク)

「日曜日に急患センターの当番があたってさ、連休だったのもあるけど、胃腸炎やらインフルエンザで待合室が一杯」
「へえ~そりゃ大変だったね」
「はっきりいって、平日のうちの外来より混んでたね」
「ビミョーだね」
「それで思い出したんだ、大学の教授外来を。めちゃくちゃ混んでるんだけど、週に一回銀行の診察室のバイトがあって、たまに代理を頼まれることがあるんだ」
「教授もするんだ」
「長年のつきあいだろうね。それがまたエライ患者さんの数でさ」
「普通はカゼくらいだから、体を休める時間になるんだけどね」
かえって大変なので「外付けハードですね」といったら大受けしたよ

心にスパイス

新しくできたインドカレー屋さん、ネパール人のご夫婦だそう
「イラシャイマセー」
「このランチお願いします」
「カラサハドウシマスカ?」
「一番辛くないので」
「ハイ、ワカリマシタ」
カワイイなあなんて食べてると、心配そうに寄ってきます
「カラクナイデスカ?ダイジョウブデスカ?」
「ええ、おいしいですよ」
「ヨカタ、ショクゴニコーヒーサービスシマスヨ」
「ありがとう、いただきます」
たまには身も心もあったかくなるこんなランチが良いですね

転載:月刊東洋療法 292号
公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会

Dr.タコ  昭和40年生まれ、慶應義塾大学医学部卒。田んぼに囲まれたふるさとで診療する熱き内科医。

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